舞鶴赤十字病院に病院機能評価の認定 質の高い医療サービス提供へ合格【舞鶴】
投稿日時:2005年10月25日(火)
倉谷の舞鶴赤十字病院(弘中武院長、198床)が、財団法人・日本医療機能評価機構(坪井栄孝理事長)から、このほど病院機能評価の認定を受けた。質の高い医療サービスを提供していくために、第3者機関によって630項目にわたって審査され、医療の安全システムや情報開示、カルテの管理などの改善など、2年越しで取り組んだ。今後も安全・安心な病院づくりをしていきたいとしている。同機構は質の高い医療の提供とその向上を支援するため、学術的な視点から中立的な立場で評価する。医療機関側では自らの病院の評価を客観的につかみ、改善すべき目標を具体的に設定できるとし、審査を受ける病院が増えている。全国約1万の病院の内、約2割が認定を受けている。同病院では、病院機能評価準備委員会(委員長・佐金鈴子看護副部長、22人)を2003年に結成。「患者の権利と安全の確保」など8つの領域で、患者への説明と同意、廃棄物処理の適正化など630項目の審査の合格に向け、診療記録やチーム医療の改善▽患者相談室の開設▽エレベーターのバリアフリー化などに取り組んだ。昨年9月に同機構の訪問審査を受け、このほど市内では舞鶴共済病院に次いで2番目に認定を得た。弘中院長は「スタンダートな病院として認められた。今後も患者の立場に立った病院づくりをしていきたい」、佐金委員長は「これまで慣習でやってきたことを、文章化してマニュアルを確立できたのが大きな財産。職員の意識改革にもつながった」と話していた。
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