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舞鶴赤十字病院、看護師の子育て支援など 5階病棟(内科)で2交替制勤務を試行【舞鶴】

舞鶴赤十字病院、看護師の子育て支援など 5階病棟(内科)で2交替制勤務を試行【舞鶴】

投稿日時:2007年09月21日(金)

2交替の引き継ぎをする看護師たち

 倉谷の舞鶴赤十字病院(弘中武院長)の5階病棟(内科)で、看護師の2交替制勤務の試行を実施している。これまでは3交替が普通だったが、看護師の子育て支援と夜間通勤を減らして防犯の向上を目的としている。試行から3カ月経過し、業務を改善しながらその効果が現れている。  同病院の3交替は午前8時半~午後4時50分の日勤、午後4時半~翌日の午前0時50分の準夜勤、午前0時半~同8時50分の深夜勤で、夜勤は1カ月8回までの体制をとる。が、子育て中の看護師は育児休暇から復帰後、夜勤のない外来の希望も多い。また、看護職は女性が大半を占めることから、夜勤の通勤と帰宅の際の防犯などが懸念されてきた。  最近は多くの病院で2交替制が導入されていることもあり、看護部のスタッフ150人の内、26人が勤務する5階病棟で6月から試行的に2交替を開始。日勤は午前8時半~午後4時50分、準夜勤は午後四時半~翌日の午前9時10分とし、準夜勤は月4回までとする。  実施1カ月後にアンケート調査をした結果、準夜勤は従来の8時間から16時間勤務となったことで、ベテラン看護師は「疲労を感じる」と回答。そのため看護サービスを維持しつつ休憩時間の有効利用、業務の一部を日勤時間中に変更するなど改善した。3カ月後、「夜勤回数が減り、家にいる時間が増え子供たちの世話もできる」と歓迎する声が増えた。  千々石八重子看護部長と5階の水口恒子看護師長は「寝る前と朝起きた時に同じ看護師が声を掛けるので、患者さんにも安心感を持ってもらえています」「深夜に家の出入りがなくなり、家族も安心と喜んでいます」と話していた。1年間試行した後、他の病棟に導入するか検討する。

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