舞鶴要約筆記サークル「みみかき」 ボランティア功労で厚生労働大臣表彰 【舞鶴のニュース】
投稿日時:2003年10月31日(金)
聴覚障害者へ書いて伝えるボランティア活動に取り組む舞鶴要約筆記サークル「みみかき」(坪井芳子会長、30人)が、ボランティア功労者として厚生労働大臣表彰を受賞し、10月29日、府舞鶴地方振興局で、辻逸司局長から表彰状を伝達された。単に会話を伝える通訳者の役割でなく、難聴者を理解して社会参加目指して共に歩む活動に努めている。
要約筆記は、耳の不自由な難聴者や高齢者を対象に、筆記者が会話などをノートに書いたり、オーバー・ヘッド・プロジェクターに写して多くの人に伝えるコミュニケーション方法。途中で耳が聞こえにくくなった人は手話が使えないため、要約筆記が有効な伝達方法となっている。
昭和55年から要約筆記者の養成講座が始まり、修了者たちが同57年1月に「みみかき」を結成。同59年からは市が要約筆記奉仕員派遣制度をスタートし、聴覚障害者の依頼に応じて会合などに筆記者を派遣する。その際には筆記者に報酬が支払われる。
3年前からパソコンによる要約筆記も導入し、今年の養成講座では病院や老人福祉施設の職員にも受講を呼びかけ、現場で要約筆記を使える人を増やす活動もした。坪井さんは「どんな障害を持っていても活発に活動されている姿から、私たちが元気をもらっています」と話していた。
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