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舞鶴若狭道料金所・強盗想定の訓練

舞鶴若狭道料金所・強盗想定の訓練

投稿日時:2023年06月20日(火)

常に防犯意識を迫真の演技で実戦さながら

 舞鶴若狭自動車道舞鶴西料金所(堀)で14日、強盗を想定した防犯訓練があった。NEXCO(ネクスコ)西日本福知山高速道路事務所、NEXCO西日本サービス関西福知山支店が、舞鶴警察署の協力を得て実施。訓練には職員約30人が参加し、万一に備え初動対応の確認や連絡態勢などを学んだ後、カラーボールを投げる体験も行った。
 想定で犯人は、客を装い事務所に来所。車の故障のため確認をしてほしい旨を料金所対応者に伝え、スタッフが玄関内ドアの施錠を解除して出てきたところ、凶器を突き付けられ人質に。その後、犯人は人質を盾にして事務所内に侵入。「金をよこせ」と恐喝されたスタッフは、恐怖のあまりに金庫内にあった現金を犯人に渡し、犯人は車に乗って逃走するというシナリオ。
 犯人を演じる警察官の鬼気迫る演技に現場は迫真の修羅場になったものの、犯人が帽子を落とす場面では、「その帽子はさわらないで」と証拠を確実に保全しようする職員の声が上がるなど、練度の高さが際立つ動きが展開された。犯人に襲われたりする役以外の職員らは、この一連の様子を近くで見学。後に身長や体格、年齢といった犯人の特徴などを問われ、“目撃者”としてどの程度のことを覚えていられるのかについて確認が行われた。
 訓練を振り返って舞鶴警察署の鴛海広大生活安全課長は、「手順の確認だけではなく、実際にやってみると課題も見えてきます。細かな設定は事前には共有していませんでしたが、臨機応変に対応いただき、非常に練度が高いと感じました」と職員たちの対応に太鼓判を押していた。
 高木良美福知山支店長は「実際に自分がそういう場面に遭遇したらどうすれば良いか。常に想定し、危機感を持っていただく良い機会になりました」と話した。

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