舞鶴港第3ふ頭で4月29日
未曽有の音楽フェス開催
有名アーティスト多数出演
実行委「1万5千人の動員目指す」
投稿日時:2023年02月21日(火)
舞鶴港第3ふ頭で4月29日、若者に人気のアーティストが多数出演する音楽フェスが開催される。フェスとは、祭りを意味する「フェスティバル」の略語。昨今人気を集める「音楽フェス」とは、多数のアーティストが出演し、数日間に渡って開催されるものもある大規模な音楽イベントのことをいう。国内では、1997年に始まった「フジロック・フェスティバル」などが有名だ。
舞鶴では初めての開催となるフェスのイベント名は、「PLAYBACK FES.(プレイバックフェス)2023」。
「再生」を意味する名称には、「この街を、もう一度はじまる場所にしたい」との思いを込めたと市内の会社経営者である金村峰土実行委員長(44)は話す。
金村さんら実行委のメンバーは、「引揚の港で知られる舞鶴は『再会』の街。そして新たに一歩を踏み出す『再生』の街」と位置づけ、「こんな時代だからこそ音楽の力で人々を勇気づけ、この港で新たな出会いを創造し、次代の発展を描いていきたい」と意気込んでいる。
今回のフェスに出演するアーティストは、いずれも若者たちから絶大な支持を集める大物ぞろい。UVERworldをはじめ、Creepy Nuts、C&K、清水翔太、優里、WANIMAら10組の出演が発表されている。
実行委が約1万5000人の動員を想定しているとする未曽有の大規模イベントは、金村さんとUVERworldのボーカル・TAKUYA∞さんの出会いがきっかけとなった。知人のつてで知り合った二人はすぐに打ち解け、いつしか互いを親友と呼ぶほどに親交を深めるように。多忙な活動の合間を縫って当地に何度も足を運んだTAKUYA∞さんが、「お前の街が好きになった。ここで歌いたい」と申し出たことで、計画の歯車は確実に力強く回り出した。
「この街で元気をなくした人をたくさん見てきました。かつて自分自身にもそんな時があったけど、未来に希望を持てない人が今も大勢存在しています」と話す金村さんは、「だけど、記憶の中の故郷は光り輝いています。溢れる人波に活気づくまちなか。『子どもの頃に見てきたそんな舞鶴に再び戻れるきっかけを作れないか』という思いでこのイベントを企画しました。音楽の力で、まちに元気と勇気をもたらしたい」と力を込める。実行委では、イベントの収益金全額を「みなと舞鶴ちゃったまつり」の打ち上げ花火費用に寄付するとしている。金村さんは「春は音楽、夏は花火で舞鶴を盛り上げたい。海の京都である舞鶴を多くの人に好きになってもらうきっかけになればうれしい」と話している。
前売りチケットは9900円で、公式サイト(https://playback-fes.com/)で受け付ける。今月25、26日(10時~18時)には市民限定の「舞鶴市民割りチケット」を9000円で販売する。販売場所は浜の市総合文化会館2階。※舞鶴市民であることが確認できる免許証等が必要。小学生未満は無料。
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