舞鶴消防60周年で「顕彰碑」 先人の功績たたえ除幕式と追悼式【舞鶴】
投稿日時:2004年11月30日(火)
市民の生命と財産を守るため活躍した消防署員や団員の功績をたたえる「顕彰碑」が、浜の舞鶴東消防署・防災センター敷地内に建立され、11月26日、消防関係者や署員ら約200人が出席して、除幕式と殉職署と物故者を慰霊する追悼式が行われた。顕彰碑は、昨年10月に舞鶴消防の創設60周年を迎えたのを期に、消防団長OBでつくる舞消会が、舞鶴消防顕彰碑設立委員会を結成して建立を計画。消防団や消防署OB、現職署員や団員からの募金450万円で建立した。顕彰碑は、舞鶴の赤れんがをイメージした赤い石で、幅2.3メートル、高さ1.4メートル、奥行き0.3メートル。幅3.4メートル、高さ0.6メートル、奥行き2メートルの台座に据えつけられている。「顕彰碑」の文字と、元舞鶴消防長の塩尻庄三郎さんの詠んだ「防災の故友に咲ける花万朶」の句が刻まれている。除幕式に続いての追悼式では、市消防本部の麻尾肇消防長が「身を挺して職務に精励された先人の功績をたたえ、市民の負託に応えられるよう職務に励むことを誓います」と式辞を述べた。遺族を代表して、昭和32年4月に殉職した西消防署の森野實署長の2女、藤本浩子さん(50)=綾部市=が「2歳のときに父を亡くし、この48年間、毎年署員の方が制服で墓参りしていただいたのが心の拠り所でした。父も感謝していると思います」と話していた。
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