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舞鶴市民吹奏楽団<br>音を楽しみ30年<br>3年ぶりの「定期演奏会」総文で23日

舞鶴市民吹奏楽団
音を楽しみ30年
3年ぶりの「定期演奏会」総文で23日

投稿日時:2022年10月18日(火)

 創設30周年記念の節目を迎えた舞鶴市民吹奏楽団(井納堅八郎団長)による「第28回定期演奏会」が10月23日、浜の総合文化会館大ホールで開かれる。入場無料。
 コロナの影響で中止が続き、今回が実に3年ぶりの開演となる定期演奏会。大舞台が目前に迫るなか団員たちは、気を引き締めながら感染対策も十分に、当日に向けて熱のこもった練習に励んでいる。

演奏会に向けて熱気をおびる大ホールでの練習風景

 コロナ以前は、約50人の団員を有する同団だったが、中には医療従事者らも多く徐々に参加が困難に。一時は25人ほどに半減したが、少しずつ戻った団員や新たに若い人の入団などもあり、今回は30人態勢で臨む。
 節目の年を飾る今回の選曲の中には、2020年春のコンサートで披露する予定だった曲も含まれる。コロナ禍でお披露目が出来ず仕舞いになっていたもので「今回こそは」とリベンジの意味も強い。
 社会人で結成する同団が平日集まるのは困難。主な練習は毎週日曜日、大丹生コミュニティセンターのアリーナに集まって行っている。基礎練習に始まりパートごとに細かい調整をしながら完成度を上げていく。木管楽器に至っては、このほかにも個別に集まりパートごとの練習を重ねている。
 穏やかな声かけなどで団をけん引する井納団長について団員は、「いつもあたたかい目で見ていただいています」と話す。
 指揮者を務めるのは2003年まで海自舞鶴音楽隊でホルン奏者として活躍していた花崎隆夫氏。城北中から西高そして京都産業大学と、いずれも吹奏楽部に在籍し卒業後は海上自衛隊に入隊。長く吹奏楽に親しむ花崎さんからは、バンドをまとめるのに欠かせない的確なアドバイスが飛ぶ。9月25日には、定期演奏会の会場となる総文大ホールでの合奏練習に取り組み、大まかな流れをつかみ細かい箇所の調整を図ってきた。
 同団広報部の西山直美さんは30周年を迎えられたことなどに対し「市民の皆さまに支えていただいたからこそ、ここまでやって来られました」といい「3年ぶりの演奏会に向け練習に励んできました。当日のステージを楽しんでいただけましたら嬉しいです。団員一同心よりお待ちしております」と来場を呼び掛けている。
 『第28回定期演奏会』23日(午後1時開場▽2時開演)総合文化会館大ホールで▼プログラム=ルーマニア民俗舞曲(バルトーク作曲)▽ハリウッド・マイルストーンズ他▼入場無料

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