舞鶴在住で関西詩人協会会員の北山さん 日常、自然を見つめ初の詩集を自費出版【舞鶴】
投稿日時:2009年06月02日(火)
舞鶴在住で関西詩人協会会員の北山りらさんが、6年間書きためた詩を収めた初めての詩集『一蓮托生』(117ページ)をこのほど自費出版した。看護師の仕事や子育て、日常の暮らし、アジサイなど自然を見つめる中からすくい取ったものを、現実の生活と重ねて作品に昇華している。小学生のころから担任の教師の影響で、詩を作るのが好きだった。高校在学中は時々書く程度だったが、仕事でのつらい経験をしたことがきっけとなり、約6年前から自分の想いを言葉の形にし、気持ちを切り換えるようになった。目にしたこと、ふと想いついたことを書き留め、言葉を推敲して詩へと練り上げる。題材は花や子育て、おでん、サイバー犯罪など幅広い。仕事を通して感じる患者への想いといったことも詩にする。詩集にはこれまで作った約百篇の中から70作を収録した。「サカナヲ ヤイテ」は、魚を焼くという行為が人と人との距離のとり方に似ているとし、全てカタカナで書き表した。表題作の「一蓮托生」は割り箸を取り上げ、一緒になっていた2つの命が離れ離れになり、失った体の一部と表現している。北山さんは「自然を見つめて現実の生活に重ね、発見した新しい世界を伝え、人の心に何かを与えることができれば」と話していた。百部作成した。1冊1000円。問い合わせは北山さんのメール(rira.43haru-kita@leto.eonet.ne.jp)へ。
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