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舞鶴剣道教室西道場 いざ全国の夢舞台へ

舞鶴剣道教室西道場 いざ全国の夢舞台へ

投稿日時:2018年07月20日(金)

 舞鶴剣道教室西道場が、25日に東京都内の日本武道館で開かれる第53回全国道場少年剣道大会の中学生の部に出場する。5人の選手たちは、夢の舞台での活躍を目指し、元気に稽古に励んでいる。

 5人は、5月に京都市内であった京都府予選に出場。16ブロックに分かれ、4チームの総当たりを行い各ブロックの一位チームが全国大会に出場する仕組み。各ブロックには、前年の全国大会出場チームが必ず入ることになっており、今回はその強豪を破って予選突破の栄誉を勝ち取った。西道場の選手は、山内悠二朗さん(青葉中3年)、斉藤蓮さん(城南中3年)、森巧さん(城南中1年)、長井綺良さん(城北中1年)、神内柚希さん(城南中3年)の5人。それぞれ学校の部活動にも励みながら、週に2回、夜間の練習で汗を流す。「(全国大会出場は)子どもたちには良い経験。より強い道場を目の当たりにして、今後の稽古に役立ててほしい」と道場長を務める川島喜則さん(60)は話す。「全国大会に出られて良かった良かったではなく、それをどう今後に繋げられるかが大事」と厳しく接する川島さんを前に、選手たちに浮ついた姿はみじんも感じられない。川島さんは、城南中2年生の時に剣道を始めた。同中剣道部の一期生だった。国士館大の剣道部出身の教諭が指導に当たることになり、熱心に誘われたことがきっかけだった。以来、剣道の魅力にのめりこみ、進学した大阪商大では団体で全国大会にも出場。20代前半で帰鶴してからは、会社員として仕事に励みながら後進の指導にも当たる日々を送ってきた。「「道」のつく一対一の武道である剣道には、ここで満足というものがない。子どもたちには、剣道を通じて、精神面を鍛えてほしい。将来いろいろな場面で挫折をすることもあるだろうけど、少しのことで挫けない強い心を持ってほしい」と話す川島さんの目には、厳しさのその奥に優しい光が宿っていた。選手のひとり長井さんは、小1から剣道を始めた。「(剣道は)つらい時もあるけど楽しい。全国大会では、自分の普段の力を発揮したい」と意気込んだ。神内さんは、小2の時、姉の影響で剣道を始めた。全国大会出場は小学生の時以来になる。「前回は、一回戦で負けてしまった。今回は、何とか一回戦を突破したい」と闘志を燃やしていた。夏の夢舞台が間もなく幕を開ける。選手たちが悔いなく完全燃焼することを祈りたい。

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