舞鶴初 全国へ~森脇さん 府柔道チャンピオン大会で優勝
投稿日時:2019年06月25日(火)
西舞鶴柔道教室で幼児の頃から柔道を習ってきた森脇花乃さん(10)=明倫小5年=が、16日に京都市で開かれた「第30回京都府少年少女柔道チャンピオン大会」で優勝した。8月に愛媛県で開かれる全国大会に府の指定選手として出場する。同大会の優勝は舞鶴で24年ぶり2人目。市内選手では全国大会初出場となる。森脇さんは「初めての相手と戦うのはワクワクする。3位入賞を目指したい」と意気込みを見せる。
柔道チャンピオン大会は、府内小学生の最高峰を決める試合。16年前から全国大会の予選も兼ね、5、6年生の優勝者のみが出場権を手にする。昨年は軽量級で出場し2回戦で敗退。くやしさをバネに練習に励んだ。体重は41~42キロで、軽量級(40キロ)と重量級(40キロ超)の狭間。減量して出場する方が得策とも思えるが、辛い減量や何より「大好きなアイスクリームが食べたい」思いで重量級に挑戦。練習時間を伸ばし、大きな選手との試合に慣れるために、中学生と合同練習を重ねたという。大会では、得意の一本背負いと小外刈りを武器に、30秒ほどで一本を取る快進撃を続けた。決勝は60キロを超える選手。体重差が20キロほどもある相手にスピードを生かしてペースをにぎり、一本背負いをかけ続けて判定勝ちで優勝した。幼稚園の頃から、柔道をしている兄と一緒にトレーニングを始めた。父は同教室の監督を務める森脇保博さん(48)。小1からは「舞鶴ちびっ子レスリング教室」にも通い、全国大会やジュニアクイーンズカップで上位入賞の常連になっている。7月にはレスリングの全国大会を控え、8月には柔道の全国大会に臨む。柔道・レスリングの全国大会W優勝になれば、前代未聞の快挙となる。森脇監督は「真面目にコツコツ練習してきた事が実ってきた。全国ではどの子も実力は拮抗している。モチベーションを高め、全力を出してほしい」と期待を寄せる。森脇さんは「お父さんから一緒に愛媛に行こうと言われていたので、優勝できてうれしい」と笑顔を見せた。
【期待の小学生・小島選手。来年に向け練習に汗】
同大会では、尾島雫桜さん(9)=余内小4年=も重量級で準優勝に輝いた。来年(5年)からは全国を目指すことが出来る。小1の時に兄と一緒に見学に。練習風景を見て「かっこいい」と思い教室に入った。「花乃ちゃんみたいに強くなりたい」と背中を追いかける。準優勝の結果に悔しくて号泣した。「今よりもっと強くなりたい」と練習に打ち込んでいる。「来年はリベンジ。必ず優勝して全国大会に行きたい」と力を込める。
(井上 務)
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