舞鶴出身3人全国制覇−海洋校カッター部 海の甲子園制する
投稿日時:2016年09月13日(火)
舞鶴の若き精鋭たちが快挙を成し遂げた。「海の甲子園」と呼ばれる「第18回全国水産・海洋高等学校カッターレース大会」(7月23〜24日・青森県八戸市開催)で、海洋高校(宮津市)カッター部が2年ぶり4度目の優勝を果たした。多々見良三市長の元へ報告に訪れたのは、全国制覇に貢献した舞鶴出身の橋有紀さん(城南中出身)、中筋雄斗さん(若浦中出身)、豊島央真さん(白糸中出身)の2年生3人。カッター競技は艇長、艇指揮が各1人、漕ぎ手12人の計14人で1000m折り返しの計2000mの距離を競う。「友情や信頼の大切さが分かるスポーツ」と3人は競技の魅力を語る。上位2チームが全国へ進む日本海南部地区予選で9連覇中という圧倒的な力を見せる同校に思わぬ落とし穴が待ち受ける。決勝でまさかの敗北。全国には進めたものの、悔しさの残る予選となった。「優勝しか考えられなかった」決勝まで2位以下に約10秒の大差をつける圧勝劇。迎えた決勝では昨年度優勝の「大島海洋国際高」(東京都)、予選で敗れた「浜田水産高」(島根県)などの強豪がそろった。しかし10連覇を逃し、初心の気持ちを取り戻した彼らに隙は無かった。2位に約7秒の差をつけライバルたちを突き放し優勝。悲願の全国制覇を果たした。ストローク12番として正確な漕ぎでリズムを作った豊島さんは「優勝した時に今までのことがあふれてきた。心から嬉しい」と歓喜の瞬間を振り返った。バウ4番として巧みな技術でチームをリードした中筋さんは「今まで取り組んだことが実を結んだと思います」と話し、艇長(舵取)としてチームを引っ張った橋さんは「初めての全国で結果的に優勝したが自分はまだまだです」と来年へ向けて、気を引き締めた。引退する3年の川野朔椰主将は後輩に向けて「実力はあるが慢心しないように気持ちをコントロールして良いチームにしてほしい」とバトンを引き継いだ。
来年、宮津市で開催される同大会。再び舞鶴人の朗報を聞くことになりそうだ。
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