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舞鶴出身のプロボクサー(塚原ジム所属、京都市) 霜尾順也選手が西日本ミニマム級新人王に輝く【舞鶴】

舞鶴出身のプロボクサー(塚原ジム所属、京都市) 霜尾順也選手が西日本ミニマム級新人王に輝く【舞鶴】

投稿日時:2009年08月21日(金)

右の強打を武器にタイトルを獲得した霜尾選手

 舞鶴出身のプロボクサー、霜尾順也選手(22、塚原ジム所属)=京都市=が、新人ボクサーの登竜門である2009年度の新人王トーナメントに出場し、西日本ミニマム級新人王に輝いた。約1年間リングから遠ざかる大けがから再起し、プロの厳しさもくぐり抜けタイトルを獲得。右の強打を武器に高いKO率を誇る。次は他地区との新人王と対戦し、全日本新人王決定戦に進出したいと闘志を燃やす。新人王戦にはデビューから4勝までのプロボクサーに出場資格が与えられる。ライトフライ級などで3勝した霜尾選手は、1階級体重を落として最軽量のミニマム級(47.6キロ以下)で、西日本地区のトーナメントに出場した。7月の1試合目は3ラウンドに右フックでダウンを奪い、4ラウンドを終えて2-0の判定勝ち。8月15日の決勝は足を使う選手と対戦。相手の動きに慣れた2ラウンド目で、カウンター気味に入った右ストレート1発でKO勝ちした。新人王に決まり、「夢のようで本当にうれしい。やっとここまで来た」と心から喜んだ。西方寺出身の霜尾選手は岡田中学校時代、テレビで世界タイトルマッチを観戦したのを機に、ボクシングの道に進むことを決意。「ガッツはだれにも負けない」と高校卒業後に京都市内のジムに入り、2006年にプロテストに合格した。デビュー戦はKO負けを喫し厳しいプロの洗礼を受けたが、悔しさをバネに2戦目はKO勝ちを収めた。3連勝し順調に勝ち進む中、試合で右目の眼底骨折をし、手術を受け1年間は試合ができない苦しい時期を過ごした。そして復帰第1戦となったのが新人王戦。自分を信じて戦い抜き、勝利の判定に号泣した。戦績は5勝3敗、内4KO勝ち。強打の右フックを武器に攻撃的なボクシングスタイルをとる。霜尾選手は「新人王をとるまでは勝てればという思いだったが、ここまできたら負けられない。これまでやってきた練習を全て出し切りたい。応援をお願いします」と、日本ランキング入りを目指し練習に打ち込む。西日本と中日本、西部日本の各地区の新人王は西軍代表を決めるトーナメントを勝ち抜き、東日本新人王(東軍代表)と全日本新人王のタイトルを争う。霜尾選手は9月26日、福岡市で西部日本の新人王と対戦する。

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