舞鶴出身で「まいづる大使」の備前焼作家・岡田さん 市制60周年を記念して市に花器寄贈 【舞鶴のニュース】
投稿日時:2003年07月18日(金)
舞鶴出身の備前焼作家で、「まいづる大使」を務める岡田輝さん(55)=備前市久々井=が7月16日、市役所を訪れ、舞鶴市制60周年を記念して、舞鶴の土を使って制作した作品「透かし飛鳥文花器」を江守光起市長に寄贈した。
この花器は、高さ27センチ、直径20センチ。備前焼特有の紫蘇色の地肌に黒みがかった色合いで、海鳥をデザインした透かしと、舞鶴湾の穏やかな波をイメージした紋様が入っている。材料の土は、小学校時代の同級生らによって祖母谷川周辺で採取したものを使用した。
花器の制作にあたっては、舞鶴の土の特徴を知るため、茶器などを試作して、教授を務める倉敷芸術科学大学のガス窯や電気窯で温度を変えて焼成。耐火性が強く苦労したが、備前焼に負けない色を出せることが分かったという。花器は、自宅工房の登り窯で、赤松の割り木を15昼夜焚いて焼き締めて完成した。
寄贈を受けた江守市長は「大切に飾らせてもらいます」と感謝の言葉を述べていた。岡田さんは「ふるさと舞鶴への思い入れを込めて、舞鶴の土で制作しました。たくさんの人たちに見てもらいたい」と話していた。
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