舞鶴共済病院
手術支援ロボ「ダビンチ」で直腸がん手術に成功
投稿日時:2023年01月13日(金)
浜の舞鶴共済病院(布施春樹院長)がこのほど、内視鏡手術支援用ロボット「ダビンチ」を使った直腸がんの手術に初めて成功したと発表した。
同病院は2018年に舞鶴市との共同購入でダビンチを導入。それ以来、4年間で前立腺の全摘手術を77例積み重ねてきたが、今回初めて直腸がん手術を行った。
ダビンチによるロボット支援手術は執刀医がロボットを操って行うもので、患者の体への負担が少ないのが大きな特徴。体に小さな穴を開けて行われる手術では傷口が小さくて済むことから、手術中の出血量を抑えられると同時に、術後も様々なメリットがあるという。また、ダビンチの動きは手ブレもなく精緻で痛みも軽減でき、病変部に的確にアプローチできるため組織の損傷や合併症を抑えられるとされている。
ダビンチは米国の食品医薬品局(FDA)の認可を1999年に受けて以来、世界的に普及が進み、現在は年間に約100万例の手術が実施されているという。
同病院では今後、直腸がんの症例にロボット支援手術を積極的に進めていくとし、結腸がんに関しても症例を広げて将来的には他の疾患に関しても手術適応を広げていきたいとしている。
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