舞鶴共済病院が創立100周年迎え 記念式典・祝賀会、2年後には新病棟完成【舞鶴】
投稿日時:2007年03月30日(金)
国家公務員共済組合連合会・舞鶴共済病院(多々見良三病院長)が創立100周年を迎え、3月28日、浜の市商工観光センターで、記念式典・祝賀会を開いた。海軍工廠で働く工員らの病院としてスタートし、戦後は総合病院として18診療科にまで増え、地域医療の中核を担っている。2年後の2009年には新病棟を完成させ、いまの320床から370床にまで拡充し、「心臓センター」などを開設する。 舞鶴海軍工廠で働く工員とその家族の診療を担って、1907年3月に同工廠職工共済会病院として創設。戦後は財団法人共済協会に移管し、一般市民対象の医療機関に切り替わり、一時中舞鶴分院や准看護婦養成所を開設した。97年に同連合会に名称を変更、2000年に介護老人保健施設「すこやかの森」を開設。 18診療科と最新医療機器、ICUなどを備える府北部の中核病院になった。循環器科では、冠動脈形成術を通算7770件こなし、近畿内でもその活動を知られるまでに。産婦人科はWHO・ユニセフから「赤ちゃんにやさしい病院(BFH)」の認定を受け、昨年は700人がお産をした。現在は常勤医約45人を含む職員490人。 式典では約110人が出席。多々見院長が「100年を迎えることができ、諸先輩方、関係者の皆さんのお陰と職員一同喜んでいる。総合病院として専門性を高め30余年黒字経営を続けていた。これからは都会と等しい病院に向け、新病棟を建設したい」とあいさつ。斎藤彰市長らも祝辞を述べた。続いて関係者らが鏡開きをし、祝杯を上げた。 新病棟は、外科を中心としたより高度な急性期医療を拡充するため、新館北側に鉄筋6階建てで建設。産婦人科と小児科、内科、脳神経外科などが入り、約50床を予定している。各診療科が連携し、臓器別に「心臓センター」「消化器センター」を立ち上げる構想をもつ。いまの本館は外来と管理棟の機能を集約させる。今年7月に着工し、09年8月に完成の予定。 また、別会場では病院の100年の歩みを示す写真展と、引き揚げの様子を伝える写真と展示物が並べられた。
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