舞鶴の自然とふれあう 南三陸町の中学生たち 京都生協の招待で加佐地区西方寺平体験【舞鶴】
投稿日時:2012年08月21日(火)
東日本大震災から2度目の夏を迎える宮城県南三陸町の中学生たちが、京都生協の復興支援の取り組み「海の虹プロジェクト」で京都に招待され、8月19日に加佐地区西方寺平を訪れて体験ツアーをした。炎天下の中、万願寺甘とうを収穫するなど、舞鶴の自然とふれあい夏休みを過ごした。 南三陸町の3校の中学1~3年の25人が参加。8月17日に同町を出発し、18日は京都市内を観光、19日に舞鶴に入った。午前中は西方寺平の川の中を3時間かけて歩く、沢登りを体験。昼食は大庄屋上野家で、加佐の野菜とチキンのカレーをスタッフらと一緒に作り食べた。 午後からは、上野家近くの「添田さんちの万願寺畑」で、添田潤さんらの指導の元、万願寺甘とうの選果と収穫を体験した。大きさや曲がり、日焼けなどで「秀・優・良」に仕分ける選果作業では、初めて見る野菜にとまどいながらも選別するのを楽しんでいた。また、はさみでの切り方を習った収穫作業では、コンテナ6杯分、約60キロを獲った。 参加した歌津中2年生の三浦七海さん(13)は「舞鶴は自然がたくさんあって南三陸町に似ているなと思った。田んぼは津波に浸かって今もまだ使えないけど、畑仕事はしたことがあるので楽しかった。南三陸町より暑いなと思った」と話していた。 その後、西方寺平のゲストハウスでバーベキューなどを楽しみ、宿泊。20日は京丹後市を訪れた。
写真=万願寺甘とうの選果作業で質問をする南三陸町の中学生たち
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