舞鶴の京野菜「万とう」初出荷
投稿日時:2016年05月24日(火)
選別作業中の様子 箱詰めされた万願寺甘とう
下福井のJA京都にのくに万願寺甘とう舞鶴選果場で17日、舞鶴の特産品「万願寺甘とう」の初出荷に伴い、出発式が開かれた。万願寺甘とうは、当地の万願寺地区で大正末期から昭和初期にかけて誕生したとされ、当時は主に農家の自家野菜として栽培されていた。現在は中丹地域で栽培が広がり、「京の伝統野菜」、「京のブランド産品」として認証されている。収穫された万願寺甘とうは同会場に集められ、「秀・優・良」の三等級に選別。その後袋詰めして出荷される。主な出荷先は、京都市場へ約8割、首都圏へ約1割、その他へ約1割となっており、平成13年には販売額1億円を達成、平成23年には2億円。そして昨年度には3億円を達成し出荷数量も過去最高の491トンを記録、名実ともに舞鶴を代表する京野菜となった。万願寺甘とう部会協議会の添田潤会長(38)は「こどもの世代、孫の世代につなげるため、100年続く万願寺甘とうの産地にしたい。これからも万願寺甘とうと言えば、すぐに舞鶴とイメージしてもらえるようにチーム一丸となって頑張っていきたい」と語った。平成28年度は販売高3億4千万円、出荷数量500トンを目標に掲げている。農家、民間、行政の全ての努力がかみ合っている今、決して難しい数字ではないだろう。来年の偉業達成が待ち遠しい。
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