舞鶴で英会話教えるチャップマンさん 故郷のオーストラリアでゲストハウスと英会話スクール【舞鶴】
投稿日時:2004年08月27日(金)
4年前に来鶴して英会話を教えているオーストラリア出身のブレント・チャップマンさん(44)=行永=が、オーストラリアと舞鶴の交流の架け橋になろうと、9月末に帰国するのを機会に、故郷のアデレード郊外の2カ所で、日本人を対象としたゲストハウスと英会話スクールをオープンさせる。海と緑に囲まれた温暖な気候の地で、オーストラリアの文化と自然に親しみ、英会話を学んでほしいと、長年の夢に1歩踏み出した。アデレードはオーストラリア南部に位置する。チャップマンさんはアデレード大学で人類学を学んだ後、16年間、同国と日本の中学・高校で教師を務めた。4年前から舞鶴の英会話学校でティーチャーマネジャーをするほか、舞鶴高専と海上保安学校で英語を教えている。多くの国を訪れたが、日本人の優しさに引かれ、いずれは大好きになった日本とオーストラリアの交流をする仕事をしようと心に決めていた。日本で働いたお金を資金にし、アデレード郊外のミドルトンとアデレードヒルズに、ゲストハウスと英会話スクールの施設を建設。アデレードヒルズの建物は約170年前の石造りの民家を改造した。同施設をラテン語と英語を組み合わせ、「ベネフォーク」と名付けた。11月に開設する。ミドルトンは約12人が宿泊でき、主に観光など短期滞在の施設。アデレードヒルズは4、5人の宿泊施設で留学など長期滞在できる。目的に応じた英会話のレッスン、過ごしやすい気候のまちで要望に応じて自然や文化を体験できるようにサポートする。来年3月に帰国の予定だったが母親の体調が悪くなり、9月末に予定を早めた。8月22日には西市民プラザで説明会を開き、出席した13人から希望を聞き取った。チャップマンさんは「緑が多い環境と穏やかな土地柄の舞鶴が気に入り、与保呂川沿いをよく散歩しています。帰国後も舞鶴の人たちと交流を続け、いつかアデレート郊外のまちと舞鶴市の友好都市が実現できれば」と話していた。 次回説明会は9月5日午前11時から、引土の友人のジョナサン宅(一天張の西隣)で。
問い合わせはチャップマンさん(電話66・0337、Eメール benefolk@hotmail.com)。
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