舞踊家の奥田さん夫妻が9月11日 世界平和願い伊勢神宮に創作舞踊奉納【舞鶴】
投稿日時:2005年09月09日(金)
国内外で公演活動を続ける舞踊家の奥田昭さん(72)とジュン子オクダさん(69)夫妻=舞鶴市北吸=が9月11日、伊勢神宮=三重県伊勢市=で、創作舞踊「愛と生命の舞踊」を奉納する。昭さんが神職(三宅神社神主)になったことを契機に、世界平和を祈願して、全国各地の神社での奉納舞踊を企画、同神宮からスタートする。奥田さん夫妻は、世界的に著名な舞踊家、邦正美氏(現在カリフォルニア州立大学名誉教授)に師事した。邦氏とともに東京を中心に舞踊活動を行い、1973年に舞鶴に帰郷、JOMDダンスカンパニーを設立して、各地で公演を続けた。翌94年に夫妻で「ダンスデュオ」を結成、海外での公演活動も始めた。これまでに中国・大連市のアカシア祭、オーストラリア・シドニーでのジャパン・フェスティバルに招待され公演したほか、96年には、駐仏日本大使館主催でパリ公演を行った。公演する「愛と生命の舞踊」は、「生きとし生けるものは神(宇宙大生命)より来たり、それは永遠である」をテーマにしている。このテーマを追求して、1988年から毎年、京都平安神宮例大祭で奉納しているほか、2001年には、高野山大師教会大講堂でも宗教舞踊を奉納した。こうした公演活動を通じて、昭さんは2002年10月に神職になり、全国各地の神社を巡る「国内皇寿数神社舞踊奉納」を企画した。北海道から九州・沖縄まで、約10年をかけて皇寿数(111)の神社で奉納する。伊勢神宮では、そのスタートの報告と満願成就を祈願して、内宮参集殿能舞台で踊る。 踊る演目は、陰陽調和を表現した「天空ノ舞」、生命の神秘性、永遠性を表現した「生命」のほか、「嵐」「ときめき」。昭さんは「神職として、世界平和を祈願し、明日の日本の国づくりのために踊りを奉納します」と話している。
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