自閉症への理解 映画で深めて つなサポ 赤﨑さん監督作品「ちづる」上映会 妹を撮影したドキュメンタリー 3月3日、マイコム・スペースⅠで【舞鶴】
投稿日時:2013年02月26日(火)
大学生だった赤﨑正和さん=千葉県在住=が監督したドキュメンタリー映画「ちづる」の上映会が3月3日、舞鶴市浜のマイコム・スペースⅠで開かれる。自閉症の妹の千鶴さんと母を1年間撮影し、カメラを通じて家族と対話した優しくみずみずしい物語として、高い評価を受けている。つなサポ運営委員会が主催する。来場を呼びかけている。
立教大学在籍中に赤﨑さんが自身の卒業制作として企画。重度の知的障害と自閉症を持つ妹のことを、どう言葉で伝えていいのかわからず、思いついたのが映像にすることだった。最も身近な存在の妹に正面から向き合ってこなかったが、撮影を終えた後には家族との新しい関係を築きあげていることに気づいた。制作者の成長も映像に刻まれている。
自閉症は先天的な脳の機能障害。人とのコミュニケーションがうまくとれなかったり、周囲の雰囲気を察して行動ができない、同じ行動や動作を繰り返す、特定の物や場所に強くこだわるなどの特徴がある。
同委員会は2010年に5団体が連携しようと結成。各団体は障害を持つ子供や大人たちの支援、相談活動、余暇活動などをする。同委員会は障害児者とその家族を知ってもらおうと、多くの人がつながるイベントの開催や情報の発信をしている。
同委員会事務局の橋本伸子さんは「自閉症について知っている人はあまりいません。ぜひ映画を観て理解してほしい」と話している。上映は①午前10時半②午後1時半。定員は各回100人。前売りチケットは1,000円(当日300円増し)。高校生以下無料。【問い合わせ】電話090・8794・9869、橋本さん
写真=自閉症の千鶴さん((c)CopyRight:2011「ちづる」上映委員会)
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