自動車交通安全教室
城南中・スタントマンが事故を再現
投稿日時:2022年05月20日(金)
京田の城南中で9日、JA共済連京都の主催による自動車交通安全教室が開催された。JA共済が2009年に始めたこの教室では、プロスタントマンが自動車事故を再現。受講した人に事故の衝撃や怖さを実感させ、交通安全意識の向上に繋げる「スケアード・ストレイト教育技法」を実践した内容となっている。
同社では、中学校・高校から開催希望を募り、抽選で実施校を決定。この2年間はコロナ禍の影響を受けて中止していたが、3年ぶりの実施となった今回は、城南中と京都市内の高校の2か所に決定した。
この日は、全校生徒約410人が参加。舞鶴警察署による講話の後、事故の再現を中心とした内容に見入った。
警察庁がまとめた「令和3年における交通事故の発生状況」によると、同年度中に発生した自転車乗車中の死傷者数は約6万8000人で、そのうち19歳以下は約1万9000人と全体の約3割に達する。同校には自転車通学の生徒もいることから、そうした現状も踏まえ、教室では自転車の巻き込み事故等を再現。司会者の軽妙な語り口で進行し、大型車の内輪差を実感する場面では、生徒たちの活発な反応が随所で見られた。
今回の教室開催を担当した同校の三村和人さんは、「コロナ禍で様々な制限のある中、このような機会を生徒たちに与えていただき、大変ありがたく思います。生徒には通学中だけではなく、未来に生かせる交通マナーが芽生えてくれることを期待したいです」と笑顔を見せていた。
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