能の世界観に酔いしれる−第49回謡曲仕舞大会
投稿日時:2016年11月01日(火)
京口の霞月旅館で23日「第49回謡曲仕舞大会」(丹後観世流同好会主催)が開かれ、舞鶴、宮津、峰山、網野の4地区から集まった約40人が日頃の練習の成果を発表した。「謡曲」は能の声楽部分を指し、シテやワキ、地謡といった役割に分かれて謡うもの。「仕舞」は紋付袴姿などで、能のハイライトシーンを地謡のみで舞うことで、600年以上の歴史を持つ伝統舞台芸能とされる。当日は当番である舞鶴観世流同好会から4組が参加。大機秀治さん・大橋徹さんによる「鶴亀」、宮本延子さん・井上隆さん・柴田美千代さんによる「清経」、「紅葉狩」、石原満也さん・田中昭子さんによる「雲林院」が披露され、観客は能の世界観に酔いしれた。同会(舞鶴)を指導する上西勝己さん(82)は「曲の背景にある物語を感じてほしいですね」と魅力を語るとともに「皆さん熱心にされています。古典芸能を引き継いでいく人が少なくなっていくのはさみしいですが、何とか残していきたいですね」と思いを語った。
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