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縁結びのススメ きょうと婚活応援センター~ボランティアを募集

縁結びのススメ きょうと婚活応援センター~ボランティアを募集

投稿日時:2020年10月20日(火)

 超少子高齢化社会への移行が進む我が国において、出生数と婚姻数の増加が喫緊の課題となっている。しかし様々な要因から、晩婚化が進むとともに婚姻数も減少の一途をたどっている。そんな中、京都府ではきょうと婚活応援センターを立ち上げ、婚活推進に力を入れている。

 国立社会保障・人口問題研究所の調べによると、初婚年齢の平均は夫が30.6歳、妻が29.1歳であった(2015年調査)。この項目の調査を始めた1987年には、夫が28.2歳、妻が25.3歳であり、およそ30年間で大幅に晩婚化が進んだことがデータから読み取れる。また、婚姻数自体も減少し続けており、総務省が公表した2019年の人口動態統計月報年計(概数)によると、同年の婚姻件数は59万8965組と、ピークだった1972年の109万9984組からは半減に近い減少幅となっている。こうした状況の背景には、出会いのきっかけの変化があると考えることが、婚活推進のスタートラインになっている。結婚に至る出会いのきっかけは、戦前には「見合い」が全体の7割を占めていた。しかし1960年代末に、恋愛結婚との比率が逆転して以降減り続け、2014年には5.3%となっている。これは社会環境の変化によるものではあるものの、見合いをマッチングする人材の減少も関係している。京都府が展開する「婚活マスター」事業は、昔は地域社会に少なからず存在した「世話焼きのおっちゃん・おばちゃん」を目指すものだ。

【舞鶴には登録がない “婚活マスター”】

 婚活支援ボランティアをする「婚活マスター」は、きょうと婚活センター(京都市中京区)に所属し、利用者をサポートする。府は無料でイベントやセミナー参加、相談などができる会員制の婚活センターを運営しており、福知山、舞鶴、京丹後などで、毎月一回会員登録を受け付けている。婚活マスターは同センターと連携しながら、利用者の出会いから成婚までを伴走支援したり、啓発活動、婚活イベントの運営などに取り組んでいくという。現在、北部では10人ほどが活動しており、福知山市の婚活マスターである山本光孝さんは、「いま、舞鶴には婚活マスターがいません。一緒に北部の縁結びを盛り上げていきましょう」と呼びかけている。婚活マスターの登録期間は2年で、熱意があればなることができる。応募に際しては、公的機関やそれに準じる機関の推薦書が必要なほか、講座の受講が求められる。希望者は申込書に必要事項を記載の上、推薦書などとともに申請をする。今年度は12月7日に京都市内で講座が実施される予定で、15人を募っている。時間は午前10時~午後0時半。申込〆切11月30日。詳しい問い合わせは TEL:075・222・1158、京都婚活センター。山本さん(携帯:090・7963・6566)も推薦書など個別の相談に応じる。

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