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総合文化会館 改修10年計画 大ホール大規模リニューアル 第1弾で耐震化、客席ゆったりに 来年度以降に屋根や外壁も【舞鶴】

総合文化会館 改修10年計画 大ホール大規模リニューアル 第1弾で耐震化、客席ゆったりに 来年度以降に屋根や外壁も【舞鶴】

投稿日時:2015年01月23日(金)

改修工事が進められている大ホール

 舞鶴市は、開館から30年以上経過した浜の総合文化会館大ホールについて、初めてとなる大規模なリニューアル工事に取り組んでいる。耐震化対策を進めるとともに、1階客席をゆったりとしたスペースにするため全席を取り替える。今後10年続ける改修計画の最初にあたる。同会館は1983(昭和58)年11月にオープン。鉄筋(一部鉄骨)コンクリート造り5階建て、敷地面積1万1489平方メートル、延べ床面積6923平方メートル。大ホール客席は1階が1191席、2階311席、車椅子席8席など。小ホールの収容人数は400人。このほか会議室、練習室、研修室などを備える。約10年前から舞台照明や音響、オーケストラピットなどの改修を行なってきたが、施設の老朽化も目立ってきた中で、耐震化やバリアフリー化、省エネ化などへの対応をするため、昨年度に10年間の改修計画を策定した。昨年8月から大ホールの利用を中止し着工した。1階客席を全て取り外し、幅が広くゆったり座れる客席に取り替える。席数は92席減り1099席になる。2階客席は修繕し席数は変らない。東日本大震災で各地の施設で吊り天井が落下する被害が相次いだことから、同館では天井板を直接屋根にじか付けする耐震化を施す。このほかにも電光器具をLEDに交換、舞台床の張替え、音響反射板の改修による音響の改善、ホワイエ(ロビー)の床と天井の塗り変え、トイレの全面的な改修などを実施している。総事業費は約5億8964万円。工期は今春ごろまでの予定。来年度以降に屋根の防水、外壁のリニューアル、小ホールのトイレ改修などを検討している。再開する大ホールの利用の問い合わせは市文化事業団(電話64・0880)。

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