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紙くずからの再生紙作りにアイデア賞 「日本農芸化学会研究発表会」で東高科学部 【舞鶴】

紙くずからの再生紙作りにアイデア賞 「日本農芸化学会研究発表会」で東高科学部 【舞鶴】

投稿日時:2006年04月04日(火)

発表したポスターと部員たち

 東舞鶴高校の科学部(柳原康之部長、6人)が、日本農芸化学会2006年度大会「高校生による研究発表会―化学、生物、環境―」で、アイデア賞を受賞した。今年初めて高校生の発表の場が設けられた。科学部はシュレッダーで裁断した紙くずからの再生紙作りを発表した。学術会議である同化学会は、高校生にも科学に親しんでもらおうと高校生部門を新設した。府内や九州など29校の生徒たちが、このほど京都女子大学(京都市)で開かれた大会に出場。竹の活用や河川の水質調査などの研究を1枚のポスターに書き込み掲示し、大学教授らが審査した。東高科学部は、学校から出た使用済みコピー用紙などをリサイクルし、はがきや名刺づくりに取り組む。裁断した紙くずを粉石鹸と水を加えた鍋で煮た後、ミキサーで攪拌し枠に流し込んで完成させる。子供たち対象の実験教室などで再生紙作りの指導もした。2年の柳原部長、1年生部員の松岡雄太君と松崎健太君、河端駿也君、岩本慶大君、冨永悠太君がこうした実践活動をポスターにまとめた。アイデア賞を受賞した5校の中で、同科学部が1番得票が多かった。顧問の宮下繁教諭は「生徒たちは他の学校の研究に触れて刺激を受けていました」と話している。

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