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米国女性が変則居合術初段試験に挑戦 ジョー・岡田さんから合格の認可受ける 【舞鶴】

米国女性が変則居合術初段試験に挑戦 ジョー・岡田さんから合格の認可受ける 【舞鶴】

投稿日時:2006年07月21日(金)

空中リンゴ切りに挑むトルバートさん(左)と審査するジョーさん

 岡田流の変則居合術の初段試験に挑もうと、はるばる米国ニュージャージー州の女性が来鶴し、創設者のジョー・岡田さん(77)=余部下=のもと、7月16日、日本刀で青竹を切ったり空中リンゴ切りなどの腕を披露した。米国で空手の練習を積んでいる女性は、凛々しい袴姿に身を包んだ真剣な表情で課題に取り組み、ジョーさんから合格の認可を受けた。  キム・トルバートさん(28)。会計士の仕事をし、米国本社からの出張で日本に滞在、その休暇中に舞鶴に来た。6年前にジョーさんに弟子入りした米国フロリダ州の空手家、ブラッドリー・ナイトさんの師匠にあたるケネス・リーさんから空手と居合術を習っている。  通訳ガイドのジョーさんは変則居合道を修め、日本刀を使ったショーを世界各地で披露、マスコミからも取材を受ける。ナイトさんの発案で空中リンゴ切りがギネス競技として登録され、2004年から記録会が開かている。世界記録はナイトさんが昨年打ち立てた21個。  キャリア2年だが、昨年8月にもジョーさんから指導を受けトレーニングを積み、余部下の野外青空道場で初段試験に臨んだ。ジョーさんにとっては初めての女性の受験者となる。青竹を手で離して倒れるまでに切る竹切り、5センチ間隔に置かれた割り箸を切る技、空中リンゴ切りなどの課題に次々挑み、刀を操る正確さが審査された。  トルバートさんは「割り箸切りは難しい。今後も昇段試験とギネスに挑戦したい」と話している。ジョーさんは「1年前に比べて腕が上がった」と弟子をほめ讃えた。

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