篠田さん偲び9月23日までサンムーンで 切り絵と兄の正昭さんの日本画2人展【舞鶴】
投稿日時:2007年09月18日(火)
「丹後のカニ博士」と呼ばれ、昨年9月に67歳で急逝した篠田正俊さん(行永東町)を偲ぼうと、篠田さんと兄の正昭さん(岐阜市)の2人展が、浜のギャラリー・サンムーンで開かれている。篠田さんが愛した丹後の海や文楽シリーズの切り絵、正昭さんのカニなどの日本画が並ぶ。9月23日まで。 篠田さんは京都大学水産学科で学び、1988年から宮津市の府立海洋センター所長を務め、日本海のズワイガニの資源保護の研究に尽くした。99年に退職後は切り絵作家として活躍、カード「魚魚(とと)あわせ」の10シリーズを制作したり作品展も開いた。 サンムーンでは2回の個展、長兄の正昭さんと次兄で陶芸家の正隆さんと2年前に3人展を開催したことがある。亡くなる前には文楽シリーズの作品展をしようと、画廊オーナーの佐藤保明さんと話し合っていた。 妻の秀實さんらの提供を受け、その文楽の人形や丹後の漁業の切り絵などを展示した。元行動美術協会会友で岐阜保健短期大学学長の正昭さんは、正俊さんを偲んで天の橋立などの風景を出品した。佐藤さんは「よく切り絵の色合わせの相談に寄られたり、自分の創作のヒントにしようと作家らの作品を鑑賞されていました。早すぎる死は残念ですが、今回文楽を展示し約束が果たせたような気がします」と話す。
【問い合わせ】電話63・4858、サンムーン。
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