第20回記念全国公募展「日中水墨画合同展」で 舞鶴から出品の6点が入賞しレベルの高さ示す【舞鶴のニュース】
投稿日時:2003年06月03日(火)
社団法人・日本中国水墨交流協会(鳩山邦夫会長)主催の第20回記念全国公募展「日中水墨画合同展」に、舞鶴から出品された6点が入賞した。緑峰会と彩日本画会に所属する人たちの作品で、改めて舞鶴の水墨画のレベルの高さを示す結果となった。
入賞したのは、神戸市教育委員会賞の福村早智子さん(吉坂)、奨励賞の小坂けいしんさん(朝来西町)、兵庫県芸術文化協会賞の今峰武さん(丸山西町)、新人賞の瓜生正枝さん(溝尻)、佳作賞の脇坂久雄さん(浜)と小林ヒロ子さん(溝尻)。福村さんと今峰さんは緑峰会に所属、ほかの4人は彩日本画会の所属。
日中水墨画合同展は、今年3月10日から同20日まで全国から作品を公募。350点の応募があり、審査の結果、舞鶴から6点が入賞した。これまで舞鶴からの入賞作品は1、2点で、今回は一挙に入賞作が増えた。
6点の入賞作の中で、最も上位にランクされる作品は、福村さんの「こもれび」(掛け軸)。自宅近くの竹林を独自、独特の技法で表現した作品で、高く評価された。また、同合同展で常に入賞している小坂さんの作品は「雪の朝」(30号)。雪の日に登校する児童と自宅近くの朝来川を構成した作品。
同合同展は、6月1日から同10日まで東京都美術館で開催、応募作と招待作家作品を合わせて約400点を展示している。また、6月20日から同22日まで、神戸市灘区の兵庫県立美術館原田の森ギャラリーで開催される。
季刊美術誌「アートジャーナル」創刊10周年記念
小坂さん、墨彩芸術大賞を受賞
奨励賞を受賞した小坂さんは、季刊美術誌「アートジャーナル」(アートジャーナル社刊)の創刊10周年を記念した墨彩芸術大賞を受賞。7月発行号に大賞受賞者特集として、水墨画作品が紹介される。
絵画教室「舞鶴文化ライフ教室」を主宰する傍ら、創作活動に取り組む小坂さんの画業が評価されての受賞で、「受賞は予想もしなかったことで驚いています。水墨画に打ち込む人たちの励みになればと思います」と話している。
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