第19回まいづる細川幽斎田辺城まつり 家族連れら1万5000人の人出でにぎわう【舞鶴】
投稿日時:2010年05月25日(火)
第19回まいづる細川幽斎田辺城まつり(同実行委員会主催)は5月23日、雨天のため会場を円満寺の西市民プラザとマナイのアーケード商店街に変更して開催され、家族連れら約1万5000人の人出でにぎわった。呼び物のちびっ子武者や鎧武者の行列は、同商店街で繰り広げられた。戦国武将・細川幽斎が築城した田辺城の城下町として発展した西地区の歴史と文化にスポットを当てたイベント。南田辺の田辺城城門の再建を機に始まった。舞鶴公園一帯で毎年開催されており、今年は雨天のためステージ発表を中心にした内容に変更した。相愛保育園児の太鼓演奏、芸屋台に見立てた演台で、みつる幼稚園児の「舞鶴八景」の語り、城北中学校吹奏楽部の演奏など行われた。西市民プラザのホールを埋めた市民から盛んな拍手が送られた。恒例の「鎧武者御城下大行列」は、海上自衛官らが鎧、兜を身にまとった武者65人が、「エイエイオー」の勝どきを挙げて出発。後ろに可愛い幼稚園児や保育園児のちびっ子武者約200人が続いた。また、明倫小6年生が、商店街通りで、「明倫ソーラン」を踊るストリートパフォーマンスを発表した。同22日には、舞鶴公園で前夜祭があり、細川幽斎が「田辺城籠城戦」の必勝を祈願して、城内で焚いたとされる故事にちなんで、護摩焚きが再現された。護摩焚きは、幽斎が籠城戦のあと、隠居して暮らした奈良・吉野にゆかりの修験者と地元舞鶴の行者講の23人が執り行った。四方を縄で張った結界内に作られた護摩壇に点火。修験者が経を唱えながら西地区自治連会員から寄せられた願い事を書いた護摩木約3000本を火に投じた。この後、護摩壇を組んで燃え残った丸太を並べ、その上を裸足で歩く火渡りが行われた。参加者は無病息災を祈願して、火渡りをした。また、夜には公園内に園児の描いた絵をろうそくの灯りで浮かび上がらせる花灯ろう100基が設置された。かがり火もたかれ、雅楽の演奏も行われた。
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