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福よこいこい 舞鶴に-市内各地で節分行事-

福よこいこい 舞鶴に-市内各地で節分行事-

投稿日時:2017年02月07日(火)

 節分の日である2月3日、市内各地で節分行事が行われ、多くの市民が寺や神社を訪れた。節分は季「節」を「分」けることを意味しており、雑節(季節の移り変わりを掴むために設けられた特別な暦日)の一つ、一般的には「福は内」「鬼は外」と豆を撒いて、年の数だけ豆を食べることで厄除けを行うが、地域や神社、寺によって異なる。紺屋の桂林寺八幡宮では午前8時から「節分祭」が行われ、毎年約3500人が訪れる。同寺では豆まきは無く“節分祈祷券“に商売繁昌や病気平癒などの祈祷を希望する項目を選び、祈祷してもらう。祈祷は同際が終了する午後7時半までほぼ絶え間なく行われる。祈祷を希望する者は祈祷時に名前が呼ばれ、終わると御札、神矢、御供物(お餅)、御洗米が授与される。2人の孫と訪れた宮本充子さんは毎年同寺で祈祷をしてもらう。「家内安全、家族の健全、家の者が病気にならないように、ご祈祷してもらっています。戴いた御洗米はごはんと一緒に炊いて、お餅も家族で分けて食べます。今後も続けて来たいですね」と家族の安全を祈る。余部下の本告寺で行われる「節分星祭」は午後7時から行われ、寺の本堂に地域住民など約200人が参加する。厄除祈願、商業繁栄、などの祈祷が行われる。祈祷が終わると豆まきが盛大に行われる。「福は~内!鬼は~外!」と言いながら住職らがおもちやお菓子、みかんを投げ、参加した子どもやおとなは袋などでこぞってキャッチする。同寺の村尾顕慈住職は「節分は1年の節目となる日。1年がより安泰に過ごせるように、災いが少なくなるようにと願い祈祷します。毎年、地域の方々に協力して頂くことで成り立っております」と地域住民への感謝を述べる。毎年参加する世話人の萩野幸子さんは「天気がよくて良かった。今年も盛り上がりました。地元の大切なお寺、いつまでも続いて欲しい」と思いを語った。

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