着手から6年目迎えた桜再生事業
投稿日時:2023年04月25日(火)
「桜の名所」を次世代へ
第3回さくらまつり
東舞鶴公園の展望広場でこのほど、「第3回さくらまつり」が開かれた。
主催の南福祉協議会(村尾幸作会長)が、桜再生事業として着手し始めて6年目。かつての「桜の名所」をよみがえらせて次世代へつなごうと、地域住民たちが一丸となり植樹や施肥作業などを続けている。
「桜で未来につなぐ 元気な南舞鶴」のスローガンを体現するこの事業は、「日本さくらの会」主催の中央大会で、桜の植栽や振興事業の功績が評価され、令和4年度「さくら功労者」団体表彰を受賞。「この栄誉ある受賞は、関係者の方々や諸団体の皆さんが地域への愛着と誇りをもって一致協力していただいた賜物だと深く感謝しています」と村尾会長はコメントを発表し、コロナの終息を祝うような地域のまつりは開幕した。
この日は、村尾会長による「さくらまつり宣言」を合図に開会。その後、青葉中美術部による桜デザインのテーマ発表を経て合唱部が花にちなんだ2曲を披露。広場一帯に澄み渡るような歌声を届けた。
まつりのトリを飾った豊舞会東会・南舞鶴女性の会を中心とした「舞鶴の民踊」では、「飛び入り参加大歓迎」と呼びかけスタート。なじみの曲「舞鶴小唄」が流れると引き寄せられるように参加するベテラン、興味しんしんで手を引かれ輪に加わる小さな初心者まで、にぎやかな一時が一層まつりを盛り上げた。
孫と参加したという70代男性は「コロナの時はこうはいかなかった。やはりこういう集まりは楽しいです」と笑顔を弾けさせていた。
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