白石さんありがとう 中筋子育て支援協議会会長 35年務め勇退 スポーツ、文化で子供の育成尽くす 関係者が感謝の集い【舞鶴】
投稿日時:2014年12月16日(火)
今年9月まで中筋子育て支援協議会の会長を約35年間務めた西光寺住職の白石明さん(75)=七日市=に、お礼の気持ちを伝えようと、同協議会(福島イツヨ会長)が、舞鶴市女布の城南会館でこのほど感謝の集いを開いた。スポーツと文化の両面で子供たちの健全育成に尽くすだけでなく、地域の住民や教師たちを支え、親しまれている。1873(明治6)年に西光寺内に開校した順正館が中筋小学校の前身。そうした寺に生まれ育ち、母親の時代には農繁期に地域の子供たちを預かり世話をしたという。1960(昭和35)年から同支援協議会の会長を務め、地域の子供たちを見守り育む活動の先頭に立ってきた。その後、79年に中筋ジュニアスポーツ振興会、2000年に吹奏楽の中筋サウンドハーモニーの創設、02年に学校支援ネットワーク「なかすじ」設立とまちの先生のスタートなどに中心的に関わってきた。その間、舞鶴市青少年育成協会の会長にもついた。中筋小には寺から近いこともあり、ちょくちょく顔を出し、児童たちからもすっかり顔を覚えられ、よく声を掛けられた。新しく赴任する教師にも積極的に接し、地域の様々なことを教えてアドバイスした。感謝の集いには中筋小や城南中の歴代の校長や教頭、元中筋小PTA会長ら関係者35人が出席。食事をともにしながら、地域を愛した白石さんとの思い出話を披露した。元中筋小校長の梅原義範さんは「ボランティアとはお金を出してさせてもらうことと白石さんから教わり、穏やかな笑顔で物心両面にわたって支援を実践されておられました。子供たちにいろんな形で学ぶ場を作っていただき感謝しています」、元同小教頭の木下きく枝さんは「スポーツが苦手な子にも活躍の場をとサウンドハーモニーを立ち上げられ、学校に来れなかった児童が入部すると目が生き生きと変り、その成長に目を見張りました」と語った。白石さんは「小さかった小学生たちが大きくなっても会いに来てくれることもありました。子供たちとのふれあいが一番の思い出」と話していた。福島会長は「白石さんとまちの先生の事業を始めたことが印象に残っています。本当にご苦労さまでした。白石さんに恥じないように私たちもがんばっていきます」と長年の活動を労った。
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