田中町 小中学生が5年に一度 鈴鹿神社で伝統芸能奉納【舞鶴】
投稿日時:2013年11月05日(火)
舞鶴市田中町の鈴鹿神社で10月27日、5年に一度の大祭が営まれ、境内の仮設舞台で志楽小児童7人と白糸中生徒2人が、伝統芸能を奉納した。演目は、4つの舞から成る「田中の三番(さんば)叟」、女子3人が演じる「姫三社の舞」、祝いの歌詞に合わせて背の高い男子が舞い踊る「徳若萬歳」。地域の安全や豊作を祈る演舞に多くの住民が訪れ、おひねりを投げたり、ビデオカメラで撮影するなどして見入っていた。
同神社祭礼保存会(田端一男会長)が、中断されていた「田中の三番叟」と「徳若萬歳」を1974(昭和49)年に17年ぶりに、「姫三社の舞」を1989(平成元)年に32年ぶりに奉納し、1997(平成9)年に府登録無形民俗文化財に登録された。5年ごとに奉納され、今年は9人の子供たちが週3日、2カ月間練習を重ね、披露した。
千歳、翁、扇、鈴の舞の順に奉納された「田中の三番叟」では、江戸末期から伝承されていると言われる翁の面などを着けた男子が、拍子木や鼓、笛などに合わせ舞を披露した。「姫三社の舞」では、女子3人が神々のにぎわいをリズミカルに表現し、「徳若萬歳」では男子2人が鼓と扇子を持って賑やかに舞い踊った。
各演目を奉納したのは、次の皆さん。
【田中の三番叟】一番叟・千歳の舞=福島希空(志楽小3年)、二番叟・翁の舞=成田了彗(同6年)、三番叟・扇の舞=櫻井大樹(同)、同・鈴の舞=七宝大翔(同)
【姫三社の舞】安達日和(志楽小6年)、山本菜月(同)、山本佳奈(同)
【徳若萬歳】植田智貴(白糸中3年)、馬場喜大(同2年)
写真=「田中の三番叟」を奉納する児童
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