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生徒の保護者で音楽プロデューサーの塩入さん 白糸中、校歌を吹奏楽用に編曲した楽譜寄贈【舞鶴】

生徒の保護者で音楽プロデューサーの塩入さん 白糸中、校歌を吹奏楽用に編曲した楽譜寄贈【舞鶴】

投稿日時:2006年11月24日(金)

編曲した楽譜を塩入さん(右)から受け取る吹奏楽部部長の福本さんと後野校

 白糸中学校(後野文雄校長)の校歌を吹奏楽用に編曲した楽譜が出来上がり、11月20日、編曲を担当した同校生徒の保護者で音楽プロデューサーの塩入俊哉さん(46)=南浜町=から寄贈された。同校吹奏楽部では、この楽譜で練習を重ね、来年の卒業式で演奏したいとしている。  同校校歌(土岐善麿作詞、信時潔作曲)は、昭和31年に制定され、学校行事ではピアノ伴奏で生徒たちが斉唱していた。舞鶴市吹奏楽連盟会長を務める後野校長は、今年度の府吹奏楽コンクールで、府北部で唯一銀賞を受賞するなど実力のある同校吹奏楽に校歌演奏を、との夢を抱いていたという。  吹奏楽部の演奏のためには、各楽器のパートの楽譜が必要で、編曲担当者が見つからなかった。今年4月、3年生の女子生徒の父親の塩入さんの存在を知り、早速編曲を依頼した。塩入さんは、2000年に作曲したミュージカル「動物達のおしゃべり」などの作品で、文化庁芸術祭新人賞を受賞したほか、数々の曲をプロデュースしたり、編曲者として、東京に単身赴任して活躍している。  編曲を引き受けた塩入さんは、「校歌の1番は校歌らしく、2番は幻想的に、3番はアグレッシブな曲にして、それぞれ現在、過去、未来を表現した」という。楽譜を受け取った吹奏楽部部長の2年生、福本みのりさんは「うれしです。難しい楽譜ですが、頑張って練習します」と喜んでいた。

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