演劇「雨ふり小僧」生鑑賞 福井小 創立140周年記念事業で【舞鶴】
投稿日時:2013年05月28日(火)
舞鶴市下福井の福井小学校(品田正明校長・児童144人)で5月22日、創立140周年記念事業として演劇鑑賞会が行われた。福井文化協会や保護者らの協力で、東京の劇団・民話芸術座の「雨ふり小僧」を鑑賞。芸術に対する感受性を高めるため、児童たちは生の演劇にふれた。
手塚治虫さん原作の「雨ふり小僧」は、友達を欲しがっていた中学生が、妖怪の雨ふり小僧と出会って友情を育み、ある約束を交わすが40年間忘れてしまい、待ち続けていた雨ふり小僧に謝るため再び会いに行く物語。人間は大切な思い出を忘れ大人になっていくことを描いている。
鑑賞前に、同劇団の川上信幸公演座長による、演技の基礎訓練を体験する演劇教室が開かれた。6年生の内藤翼君、濵中陽秀(あきみつ)君、谷口真依さん、足立広志教諭の4人が、本編の予告となる朗読劇に挑戦した。
本編では、劇団員と一緒に6年生の井元好美(このみ)さん(12)も、衣装を身に付け化粧をして出演。主人公の孫を演じ、当日にのみ行った練習の成果を披露した。井元さんは「初めてで緊張したけど、みんなのサポートでやりやすかった。また、ぜひやりたい」と話していた。
児童たちは、照明で表現される雨や、音楽に合わせてダンスをしながら歌で語られるセリフ、何役もこなす劇団員の演技などに公演時間も忘れ、笑い声をあげたり真剣な表情で見入ったりしながら、生の演劇を楽しんだ。
写真=演劇に出演した6年生の井元さん(右)
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