演劇サークル「谺(やまびこ)」 芝居で笑い届ける 「こひつじの苑舞鶴」で初の訪問公演 “夢は総合文化会館大ホール”【舞鶴】
投稿日時:2010年10月19日(火)
市民でつくる演劇サークル「谺(やまびこ)」(粕谷美枝子代表)が10月16日、安岡の障害者支援施設「こひつじの苑舞鶴」で、初めての訪問公演を上演した。庭に生えたたけのこをきっかけに、いがみあう両隣の住人が仲良くなる物語を劇団員たちが熱演し、会場に集った利用者たちの笑いを誘った。 演劇好きの市民たちが市文化事業団の支援を得て、今年演劇サークルを立ち上げた。劇団員は20人。ほぼ全員が演じるのは初めてで、福知山の演劇サークル「わっぱ」代表の日比野修三さんの指導を受け稽古に励む。 来年の旗揚げ公演を目指している。 本格的な上演を前に今回訪問公演を実施。全員は一度は舞台に立てるようにとAとBの2グループに分かれ、作品「たけのこ」に取り組んだ。約50年前の昭和のよき時代を舞台設定にし、垣根を境にするアイコとタロウの両家が1本のたけのこから騒動が持ち上がるが、最後は2人が結ばれ垣根も取り払われる物語。この日はAグループの5人の出演者が役になりきって台詞回しと演技をした。 粕谷代表は「きょうはみんな上手にできたと思います。夢は総合文化会館の大ホールや近隣のまちを回って演じることです」と話す。24日は養護老人ホーム「安岡園」でBグループが演じる。
写真=熱演する劇団員たち
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