深みと明るい色調表現 洋画家の森下さん 画業40周年で油絵展【舞鶴】
投稿日時:2011年12月06日(火)
洋画家の森下一夫さん(63)=女布=が画業40周年を記念し、12月8日~11日、南田辺の舞鶴勤労者福祉会館で油絵展を開催する。パリのカフェのほか、吉田のしだれ桜を深みのある明るい色調で描いている。来場を呼びかけている。高校卒業後に独学で油絵を学び、洋風の近代建築を描き続け、1985年にヨーロッパを取材。人々が休憩しながら会話を交わすカフェ、雄大な自然のスイスの山々、様々な民族や交易、宗教的影響が融合する風土の中にあるヨーロッパの街並に魅かれた。全国各地の百貨店で作品展が巡回される人気画家になった。個展には35点を出品する。スペイン・アンダルシアの白い村の絵は、家の白壁の重量感とこの地方の透明感ある空気の色を表現している。また、今年初めて目にした吉田の瑠璃寺のしだれ桜も題材にし、青い空を背景に桜の花が映える絵に仕上げた。森下さんは「以前は目新しいものを描こうと思いましたが、いまは何気ない風景の中に美しいものを見つけ描くように変わりました」と話す。午前10時~午後5時。入場無料。
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