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海自舞鶴地方隊 思い込めた150冊届ける

海自舞鶴地方隊 思い込めた150冊届ける

投稿日時:2020年03月06日(金)

興味津々で本のページをめくる子どもを前に笑顔がこぼれる林海曹長

 海自舞鶴地方隊先任伍長の林顕弘海曹長(51)らが2月26日、医療型障害児入所施設の子ども療育センターを訪れ本を寄贈。およそ150冊の児童書を子どもたちに手渡した。現在23人が入所する同センター。寄贈された本は、入所者用の保育室をはじめ、利用者の多い外来用の本棚などにも並べられるという。例年クリスマスにお菓子をプレゼントするなど、同センターへの支援を続けている同隊。支援のバトンは20年以上前から受け継がれてきた。その中には護衛艦「ながつき」をはじめ、2003年に除籍になった「きくづき」や第24護衛隊などがある。本の寄贈は、子どもたちにもっと何かできないかと模索していた昨年10月頃、『読書の秋』にヒントを得て思いついた。本を贈るのは今回がはじめて。持ち上がった企画の実現に向けて隊員らに本の提供を呼びかけて1カ月。趣旨に賛同した隊員らが多くの本を持ち寄った。中には一人で50冊を持ち込む隊員も。集まった本の中から状態の良いもの、子どもたちが喜びそうなもの、と選び150冊に絞った。林海曹長は『集まった本はそれぞれ、わが子が幼かった頃などに様々な思いで買い揃えた児童書。こうしてふたたび読んでもらえることを隊員たちは喜んでいます。たくさん手に取って子どもたちに読んでもらえれば嬉しいです』と思いを述べた。

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