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海フェスタ京都 帆船「海王丸」18年ぶりに寄港 実習生がセイルドリルや登檣礼 船内を3190人が見学【舞鶴】

海フェスタ京都 帆船「海王丸」18年ぶりに寄港 実習生がセイルドリルや登檣礼 船内を3190人が見学【舞鶴】

投稿日時:2014年08月01日(金)

 「海フェスタ京都」の西地区メーン会場の舞鶴西港第2埠頭に7月25日から29日、練習帆船「海王丸」(2556トン)が18年ぶりに寄港した。4回目の寄港で、帆を張る実技訓練のセイルドリルや船内の一般公開、出港時の登檣礼(とうしょうれい)など、「海の貴婦人」と呼ばれる船を一目見ようと多くの家族連れらが訪れた。「海王丸」は横浜市の独立行政法人航海訓練所の船舶で、115人の実習生を含む177人が乗船し、航海訓練の途中で舞鶴に寄港した。25日の歓迎式典では阪本義治船長が「訓練や船内の公開を通して、海や船、船乗りに親しみを持ってもらいたい」とあいさつした。26日には停泊した状態でセイルドリルが行われ、帆を張った船体を見ようと多くの人が岸壁に訪れカメラを向けていた。実習生たちは高さ30メートルまでマストを登り、号令とともにロープを引っ張って帆を張った。強風と気温37度を超える猛暑のため、6段のうち下から3段だけしか帆は張られなかったが、4本のマストに美しく帆が広がった姿に大きな拍手が贈られた。7月27日には一般公開が行われ3190人が船内を見学。綾部市の小学4年生・出口諒一(あきと)君(9)は「船の下の方にもいっぱい部屋があって驚いた。初めて見たけどすごくかっこよかった」と話していた。同29日には、実習生たちがマストを登って帆桁に立ち、「ごきげんよう」と感謝の気持ちを伝える「登檣礼」が行われ、多くの市民に見送られて船は下関港を目指し出港した。8月8日には姉妹船「日本丸」が同埠頭に寄港し、8月9、10日に一般公開が行われる。

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