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海の京都大会 若者で賑わう

海の京都大会 若者で賑わう

投稿日時:2016年05月20日(金)

 北吸の舞鶴赤れんがパークで14日、「2016ダブルダッチ海の京都大会」が開かれた。この大会は、立命館大学や同志社大学など京阪神地区の大学生約200人が舞鶴に集結し、ダブルダッチのチャンピオンを決める。激闘の末、優勝はREBECCA(同志社)、準優勝union(追手門学院)、3位Silvart(同志社)に決まった。ダブルダッチとは、簡単に言うと2本のロープを使って跳ぶ縄跳びのこと。基本3人 以上で行い、向かい合った2人のターナー(回し手)が、右手のロープと左手のロープを半周ずらせて内側に回す中を、ジャンパー(跳び手)が色々な技をしながら跳ぶ。一見、難しそうだが、手軽に誰にでもでき、集中力、持久力、リズム感、創造力、バランス、そしてチームワークが自然に身につくと若者に人気のスポーツだ。今回の運営責任者であり、ダブルダッチ日本一のチームである、Fat man Crewの北川紘佑さん(26)がなぜこのような形で舞鶴に関わるようになったのか。それは約7年前、Maizuru Civic Clubが浜のらぽーるで行っていた24時間テレビチャリティー募金活動に協力したのがきっかけで、舞鶴との交流が始まった。同クラブと協力して生まれたのがこの大会だ。(当時はDouble Dutch 京都府大会 in Maizuruという名称)今では同大会はダブルダッチ大学生チームの登竜門的存在にまで浸透し、ダブルダッチ界では舞鶴はちょっとした有名観光地だ。今回、惜しくも表彰台を逃したattirer(同志社)の上野史帆里さん(19)は「悔しい!練習の成果が発揮できなかった」と悔しがるも「舞鶴は海や公園がすごく綺麗。歩いているだけで気持ちいい」と舞鶴を満喫したようだ。今回、参加した出場者は、前日13日に市内の小中学生46名を対象にダブルダッチの体験教室や当日の朝には前島埠頭の清掃活動を行っている。長年、お世話になっている地域への恩返しだそうだ。ダブルダッチというスポーツが舞鶴の交流人口を着実に増やしている。北川さんが所属するFat man Crewは今年7月に世界大会へ挑戦するそうだ。舞鶴の交流人口の1人である彼を応援するのも、一つのまちのおもてなしではないだろうか。

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