浮島丸事件から60周年 8月24日、東アジア国際平和シンポ【舞鶴】
投稿日時:2005年07月08日(金)
浮島丸事件から60周年を迎えるのを受け、浮島丸殉難者を追悼する会(野田幹夫会長)が8月24日、東アジア国際平和シンポジウムを開催する。事件を通して歴史から学び、未来の平和を展望する。同会はシンポのPRのためのリーフレットを作成し、協力を呼びかけている。浮島事件は終戦直後の1945年8月24日、朝鮮半島の釜山に向かう「浮島丸」が寄港した舞鶴湾で爆沈、朝鮮人労働者ら549人が死亡した。市民らが毎年8月24日に追悼集会を続ける。10年前には事件を題材とした映画「エイジアン・ブルー」が完成し、韓国と中国でも上映が実現。それがきっかけで、韓国と舞鶴市民との交流も生まれた。シンポでは上映運動に関わる韓国・延世大学教授の趙載國さん、中国・北京大学副教授の金勲さん、同映画製作者の伊藤正昭さんらがパネリストとして出席。コーディネーターは広島市立大学広島平和研究所所長の浅井基文さん。午後2時から浜の市商工観光センターで開く。リーフレットはA4判で8ページ。浅井さんの「東北アジアの平和を展望する上で何が一番求められているか、率直な意見を期待したい」のメッセージなどを掲載している。2000部作成した。同会ではシンポに300万円の経費を見込んでおり、カンパを呼びかけている。郵便振替01030―7―59465 浮島丸殉難者を追悼する会。
【問い合わせ】電話62・2374、須永さん。
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