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津波被災の友だちへエール 共同作品やお茶など贈る 岡田小全児童、仙台市の岡田小に【舞鶴】

津波被災の友だちへエール 共同作品やお茶など贈る 岡田小全児童、仙台市の岡田小に【舞鶴】

投稿日時:2011年10月18日(火)

作品や文具などを贈った児童たち

 久田美の岡田小学校(羽賀明子校長)の全校児童86人が、東日本大震災で被災した子供たちを励まそうと、ステンシル版画による共同作品「希望の花」の制作に取り組んだ。また、児童たちで摘み取った地域のお茶とひまわりの種、文房具、PTAが集めた義援金と一緒に、津波の被害を受けた仙台市立岡田小学校へ、10月17日に贈った。息の長い交流と支援の第一歩にしたいとしている。  舞鶴出身の版画家の田主誠さん=茨木市=からステンシル版画の技法の指導を受け、12センチ四方の紙に一人一人が水彩絵の具で刷り込み、梅や椿などの花の絵を描き、「ずっとまいづるからエールを送ります」などのメッセージを書き添え、縦1.1メートル、横1.5メートルの台紙に貼り付け完成させた。やさしい色合いが心を和ませてくれる作品になった。お茶は地域で摘み取った茶葉を緑茶に加工したもので、10キロを送ることにした。ひまわりの種も学校の畑で育てたものから採種。保護者たちも地震発生後から学校行事ごとに募金活動をして、義援金4万2849円を贈ることにした。宮城県仙台市宮城野区にある岡田小は215人の児童が在籍する。大震災の津波などで児童1人が亡くなり、自宅を流された被害も出た。学校も1階部分が浸水し、6月10日まで地域の避難所になっていた。ネットで検索して同名の小学校に寄贈を決め、連絡をすると快く申し入れを受け入れてくれた。6年生の荒賀花子さん(12)、小島幸菜さん(同)、荒堀風花さん(同)は「東北の子供たちが笑顔になるようにと心を込めてつくりました。地域の名産のお茶を味わってほしい」と話していた。羽賀校長は「毎年お茶を送って、子供たちのつながりが生まれれば」と継続した活動を描いている。

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