最新の記事

  

泉源寺の高宮八郎さん76歳 青葉山登頂1000回迎える 71歳から年200回のペース 山仲間が祝福 「これからもボチボチ登りたい」【舞鶴】

泉源寺の高宮八郎さん76歳 青葉山登頂1000回迎える 71歳から年200回のペース 山仲間が祝福 「これからもボチボチ登りたい」【舞鶴】

投稿日時:2013年09月10日(火)

青葉山登頂1000回迎える
泉源寺の高宮八郎さん

 青葉山の西峰山頂(692メートル)への登山を続けている泉源寺の高宮八郎さん(76)が、このほど登頂1000回を迎えた。71歳から登山の魅力に目覚め、年200回ほどのペースで歩いている。節目を山仲間たちが祝ってくれた高宮さんは「1000回目は通過点。健康なうちは登りたい」と意欲と健脚は衰えていない。
 青葉山に最初に登ったのは海上自衛隊舞鶴教育隊に入隊した1961年。訓練の一環として登ったが、「しんどくてもう登りたくないと思った」と苦しい思い出しかなかった。その後も訓練で行った以外、30~60代に登ったことはなかった。
 仕事から離れた71歳の時。特に趣味を持たず時間を持て余していたが、たまたま人に誘われ青葉山に登った。若いころと違ってマイペースで登り、山頂にたどり着くと達成感で満たされ、山好きの人と知り合うことができたことで、やみつきになった。
 それから冬場を除いて2日に1度のペースで登り続ける。忘れ物をして1日に2度登ったこともある。高浜町今寺まで車で行き、今寺ルートで歩く。登りは約1時間半、下りは約40分。グラウンドゴルフを終えた後の午前11時ごろから登り始め、パンなどを食べながら歩き、疲れると立ったまま少し休んでまた進む。昨年は50日間入院する大病を経て再開した。元旦登山は2000年から続ける。
 平日でも数人と山頂で出会い、土・日曜には他府県から来た30~40人の登山者がいることもある。春にはハルリンドウなど多くの花を見ながら歩くのも楽しみに。今寺集落の住民たちとの交流も深まり、登山道の整備や補修も手伝う。地元の山以外にも、北アルプスや富士山などに山仲間と出かけた。
 高宮さんは「山で出会う人たちの表情はとてもよく、すぐ仲良くなれる。いまでは登らないと体調が悪いくらい。これからもボチボチと登りたい」と話していた。(写真は高宮さん提供)

写真左=1000回を達成した高宮さん
写真右=高浜町側から見た青葉山

この記事をシェア!
Management BY
舞鶴市民新聞
当サイトは舞鶴市民新聞社が運営しています
ページトップへ