池羽さん(行永)立体絵画初作品展 12月12~14日、市商工観光センターで 【舞鶴のニュース】
投稿日時:2003年12月05日(金)
風景が飛び出すような迫力を感じさせる立体絵画を制作している行永の池羽民夫さん(62)が、12月12日から同14日まで、浜の市商工観光センター4階で、初めての作品展を開く。舞鶴の名所や訪れた観光地などを題材に描いた作品30点を展示する。
展示する作品は、「クレインブリッジ」「赤レンガ」「吉田しだれ桜」「桜トンネル」など舞鶴の名所を描いたもののほか、「甲子園球場」「渡月橋」「保津川下り」「鳴門の渦潮」など。吉田のしだれ桜は、石垣を覆う満開のしだれ桜が描かれており、立体絵画ならではの迫力を見せている。また、蔦の葉が茂る球場を描いた甲子園球場は、倉梯第2小学校のオープンスクールで展示され、子供たちの人気を集めたという。
池羽さんは、元日立造船に勤務していた造船マン。定年退職を控えた3年前から、老後の生き甲斐にと、趣味で立体絵画の制作を始めた。絵筆を握った経験はなかったが、「誰もやっていなような手法で絵を描いてみよう」と、自分で工夫を凝らして考案したという。
作品の制作は、自分の描こうとする題材を写真撮影。これを基に模型用の角材で骨組みを作り、粘土を張りつけ、水彩絵の具を塗って、その上から色が落ちないようにラッカーニスを吹きつけて完成させる。当初は、縦33センチ、横29センチの画面に描くミニ版から制作した。徐々に手慣れてくると、この画面の大きさでは、思い通りの迫力が出せないため、作品展で展示する縦60センチ、横75センチの30号の大きさにした。
作品展は、池羽さんの作品を見た友人らに勧められて開催を決めた。「ちょっと風変わりな絵画作品を多くの人たちに見てもらえばうれしい」と話している。作品展の開催時間は、午前9時~午後6時。ただし、初日の12日は午後1時からとなっている。
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