水泳個人メドレーで日本新7回 舞鶴スイミングクラブ 亀井さん(80)今年のマスターズで 「85歳で世界新記録狙いたい」【舞鶴】
投稿日時:2013年11月12日(火)
泉源寺の舞鶴スイミングクラブに通う、亀井美尚(よしなお)さん(80)=上福井=が、今年行われたマスターズの80歳~84歳のクラスで、個人メドレー200メートルと400メートルの2種目の短水路(25メートルプール)と長水路(50メートル)の2コースで、合計7回の日本新記録を樹立した。同クラブの成人会員たちが祝賀会を開き、約30人が亀井さんの地道な努力と大きな功績を讃えた。
亀井さんは会社員時代に腰痛予防のため、41歳から水泳を始めた。全国各地を転勤しながらプール通いを続け、定年後に舞鶴に帰郷し、同クラブの会員となった。
自由形を続けていたが、70歳から健康のためにと4種目を泳ぐ個人メドレーを始め、75歳から本格的に大会に出場。2008年にはオーストラリアで行われた世界マスターズの400メートル個人メドレー(75歳~79歳)で3位となり、日本マスターズの新記録も樹立し、京都府スポーツ賞を受賞している。
今年から80歳~84歳のクラスとなり、出場するたびに記録を伸ばした。現在の最高タイムは、5月に出した短水路の200メートル・3分32秒79と、400メートル・7分57秒44、10月に出した長水路の200メートル・3分33秒56と、400メートル・8分11秒74。
200メートルは短、長水路ともに、日本新記録を更新し続けて現在の最高タイムとなったため、新記録を計7回樹立した。今シーズンを終え、来年2月末には4つの記録が日本新記録として認定されることがほぼ確定している。
亀井さんは週5日クラブに通い、1時間半で約2・5キロを泳ぐ練習を続けている。大会でのライバルが試合前しか休まないと聞き、練習する日数を増やしたという。食事の栄養バランスを考え、毎朝のラジオ体操や腕立て伏せなども欠かさない。
浜の飲食店「卑弥呼」で行われた祝賀会では、会員たちから花束と激励の言葉の数々が送られた。同クラブの奥東俊彦主任コーチ(35)は「亀井さんを自分に置き換えると、オリンピックに出場するようなもの。継続は力なりの人で、謙虚でひたむきな姿勢が、我々にとっても勉強になり、目標です」と話していた。
亀井さんは、「85歳になったら200メートルで世界新記録を狙いたい」と、穏やかな笑顔で掲げた目標を力強く語っていた。
写真左=個人メドレー200メートルと400メートルの長水路と短水路の記録認定証と、偉業を成し遂げた亀井さん
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