気軽にお茶で交流しましょ! 聴覚障害者たち、市聴言センターで談笑の輪広がる 毎月1回「つるカフェ」開店【舞鶴】
投稿日時:2012年10月26日(金)
聴覚に障害を持つ人たちが注文を受け、コーヒーを提供する「つるカフェ」が、毎月1度、舞鶴市余部上の市聴覚言語障害者支援センターで開設されている。ろう者と難聴者が月ごとに交代して準備しており、手話や要約筆記サークルの会員たちが訪れ、交流の場になっている。今月は地域の人にも来場を呼びかけ、手話や筆談などを交えて談笑した。 同センターに併設される市聴覚言語障害者地域活動支援センター(愛称つるの会)では、市内在住の聴覚障害者を対象に、料理教室など生活関連の情報提供や創作活動などを実施している。 障害者のコミュニケーションを支援する手話サークル「つたの会」、要約筆記サークル「みみかき」の会員との交流を図る活動日も設けているが、もっと気軽に会員たちにセンターに来てもらおうと、カフェを開設することにした。 1杯100円のコーヒーなどの飲み物と手づくりのクッキーなどを、障害者たちが準備し接客を担当。6月から開始し、夏休み中には児童デイサービスを利用する子供たちも訪れ、来場者も次第に増えてきた。今月は地元住民のほか、要約筆記講座の受講者ら約20人で会場のテーブル席は満席になり、様々なコミュニケーション手段を使って会話をした。 友人と来た小池かおりさん=行永東町=は「手話をできる人に通訳してもらいながら、ろうあ者の方と話す機会を持ててよかった。もっと地域に広がればいい」と話していた。 つるカフェは午後1時半~同3時。11月はつるの会文化祭のため休み。
【問い合わせ】電話64・3911、同センター
写真=コーヒーを飲みながらくつろぐ来訪者たち。今月は難聴者が接客した。
つるの会文化祭
11月4日開催
市聴覚言語障害者地域活動支援センターを利用する人たちの発表の場であるつるの会文化祭が、11月4日午前10時半~午後3時、余部上の市聴覚言語障害者支援センターで開かれる。美術などの作品展示、舞台発表、手作り品バザー、喫茶コーナーなどがある。入場無料。
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