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母国で活かす技術 舞鶴で学ぶ−舞鶴高専でJICA研修

母国で活かす技術 舞鶴で学ぶ−舞鶴高専でJICA研修

投稿日時:2016年10月11日(火)

 熱心に講義を聞く研修生たち

 舞鶴工専社会基盤メンテナンス教育センター(iMec)で9月30日、独立行政法人国際協力機構(JICA)主催の2016年度JICA研修(都市内道路整備コース)の一環として「地方自治体社会基盤メンテナンス人材育成コース」の講義が行われた。当日はコートジボワール、ウガンダ、エチオピア、ケニアなどアフリカを対象に14ヵ国から14人が研修に参加、同センターの玉田和也教授を講師に、都市内道路整備についての日本や舞鶴における取組みなどが講義された。講義では、桁橋、トラス橋、アーチ橋、斜張橋などの構造について、日本の特徴なども踏まえながら専門的な話しがされた。市が管理する橋の現状と課題についての場面では、橋は基本50年以上経つとダメージを受け始め、市内では20年後に62%の橋が50年以上経つことになるとした上で、市内800基ある橋を全てチェックした結果、分かった問題や維持管理についての話がされた。質問の場面では、コンクリート橋は日本では何年間もつのか、橋建設時に部材の劣化など、今につながる問題は予想していたのか、橋の予防保全の詳細など多くの質問がなされ、玉田教授の回答に熱心に耳を傾けた。ウガンダから来日した高速道路専門のエンジニアであるアボニョ・レベッカ・ペネロペさんは「研修は大変興味深いものでした。日本とアフリカの共通点を見ることが出来ました。道路や橋のメンテナンスに関するお金の問題は政治も関わり難しいです。舞鶴市で行われているような取組みを実践していくことが私たちにも必要だと思いました」と笑顔で振り返った。

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