森と里と海のつながり冊子に 京大フィールド研が研究紹介【舞鶴】
投稿日時:2004年08月31日(火)
京都大学フィールド科学教育研究センターは、京大総合大学博物館(京都市左京区)で開催した春季企画展の展示や今後の研究を紹介した冊子『森と里と海のつながり 京大フィールド研の挑戦』をこのほど出版した。長浜の同センター・舞鶴水産実験所の5人の研究者が実験所での研究を紹介し、森と海との関係の一端に触れている。カラー写真を多数掲載して見やすく、わかりやすい読み物となっている。京大は全国にある九つの施設を統合し、昨年に同センターを発足。森から里、河川、海までのつながりの中で人と自然の共存原理を基礎にした森里海連環学を創設した。その取り組みを紹介するため、6月から8月29日まで企画展を開催した。冊子は企画展を解説する図録を兼ねるだけなく、センターの各施設の研究内容や今後の展開を紹介している。同実験所助教授の益田玲爾さんが責任編集者を務めた。森から海までのつながりを意識した研究テーマ、わかりやすい文章で書くことを編集方針とし、24人が執筆した。同実験所からは山下洋所長と益田さんが、山に木を植えて森林を作ることが豊かな海を作ることや、上野正博助手が舞鶴湾での漁業と下水道整備の関係、甲斐嘉晃助手が魚類標本の役割などを述べた。来年京大のゼミで使う。B5判、151ページ。出版社は大伸社。2000円。一般にも販売している。書店かインターネットのショッピングサイト「amazon」から注文できる。
【問い合わせ】電話62・5512、実験所。
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