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梅田さん夫妻の新シリーズ絵本の講演会と原画展 5月8日、『おかあさんもようちえん』出版記念【舞鶴】

梅田さん夫妻の新シリーズ絵本の講演会と原画展 5月8日、『おかあさんもようちえん』出版記念【舞鶴】

投稿日時:2010年04月27日(火)

 絵本作家の梅田俊作さんと佳子さん夫妻の新シリーズ「まるごとようちえん」の第一作『おかあさんもようちえん』の出版を記念して、この本だいすきの会舞鶴支部が、5月8日、北吸の市政記念館で俊作さんの講演会と原画展を開く。実在する徳島のフリースクールを題材にした絵本で、自然の中で豊かに遊びながら育っていく子供と親の姿を伝えている。梅田俊作さんは1942年、網野町生まれ。いびつになった人間関係に苦しみ、いじめを描いた『しらんぷり』で日本絵本大賞を受賞するなど、多くの作品を発表している。妻との共作に『ゆきみち』など。新シリーズは阿南市の幼稚園や小学生たちが通う「自然スクールTOEC」を題材にした。田畑に囲まれた中に1軒だけ立つ建物、子供たちは日課を自分で決めて過ごす。泥んこ遊びで始まり、泥んこ遊びで終わる日も多く、いつでもお風呂が沸いている。スクールの近くの美波町に住む梅田さんが、寛大でたくましい心を育んでいる様子を見て、4冊の絵本シリーズにすることにし、1作目はNPO法人「絵本で子育て」センターから発行した。散歩する母親と男の子がまるごとえんを訪れ、夢中になって遊ぶ様子を描く。とことん遊ぶことで自信や喜びを回復する。同支部の水野友晴支部長は「いまは子供たちも忙しく、ゆっくり伸び伸びと育つ環境が少ない。スクールは大人も一緒に遊ぶことで人間性を見つめなおす場になっています」と話す。  原画展は正午~午後4時。次回作「おとうさんもようちえん」の原画を展示する。講演は同1時半から。テーマは「『しらんぷり』をぶっとばせ」。子供の本や専門書なども並ぶ。参加協力券は1000円。同記念館内の喫茶店ジャズなどで扱っている。【問い合わせ】電話64・6079、辻さん

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