松山さん(市文化協会会長)に芸術大賞 「日ロ友好交流展」から書を出品依頼され 【舞鶴】
投稿日時:2004年02月20日(金)
舞鶴市文化協会会長で書道家の松山正道(雅号・龍雲)さん(78)=南田辺=が、昨年9月にロシア・サンクトペテルブルク市で建都300年を記念して開かれた「日ロ友好交流展」に作品を出品し、最高の世界芸術文化都市推薦芸術大賞を受賞した。このほどロシアから記念の受賞盾が贈られてきた。シベリアで抑留生活の体験を持つ松山さんは受賞を喜んでいる。
サンクトペテルブルクが建都300年を迎えたことから、日本政府が「ロシアにおける日本文化フェスティバル2003」を開催。その関連事業として阪神電鉄が主催し、昨年9月21日から同23日まで同市で交流展が開かれ、日本から活躍する作家の書や絵画などが展示された。
松山さんは全日本書道連盟正会員でもあり、京都市文化使節団員として1994年と97年、メキシコに渡って作品を出品した経歴から、今回も出品依頼があった。戦時中は旧満州で国境警備隊として、戦後は3年間シベリアで抑留された経験を持っているが、建都300年を祝して心よく引き受けた。
作品は祝い事に供される文字にしようと、谷迪子の俳句から情景を浮かべ、「獅子舞」を書いた。同芸術大賞の受賞盾には、プーチン大統領やサンクトペテルブルク国際協会の代表者のサインが入っている。松山さんは「今年で書を始めて50年になりますが、機会の少ない国際展に出品できるだけでありがたいことです」と話していた。2月19日には江守光起市長に受賞報告をした。
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